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Author:だだ
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車椅子とエジプトへ(10) メディネト・ハブ
5日目。
2つの遺跡を訪れた。

一つはハトシェプスト葬祭殿。
壮麗でモダンなつくりの遺跡である。
U子とアフメド君
(階段の横にスロープが! ハトシェプスト万歳!)

もう一つはメディネト・ハブ神殿。
こちらは一般的なツアーには組まれていないことが多い。
メディネト・ハブはラムセス3世の葬祭殿とも呼ばれている。

当たり前だが、遺跡にもいろいろある。
ピラミッドのようにその大きさで圧倒されるものもあれば、
思わず見惚れてしまうほど美しいもの、
崩れ果てていても大きな歴史のうねりを感じさせるもの。
メディネト・ハブは、写真を撮るより壁画を観るより、
まずは目をとじて耳を傾けてしまう遺跡だった。

観光客が少ないせいかもしれない。
静かだった。
静かな静かな空間だった。
青空の見える中庭。
柱に囲まれた回廊。
そして、たくさんたくさんの文字。
刻まれたヒエログリフ。
埋めつくすようなたくさんの言葉たち。

たくさんの絵と言葉

文字は心だ。
文章は声だ。
そう思うせいだろうか。
深く深く刻まれた文字は、何千年経ってもなお、見る者に語りかけてくるように思えた。
回廊に立ち止まり、じっと耳をすませていると、ヒエログリフの語る声が・・・古代人のざわめきが、
微風にのって聞こえてくる。
メディネト・ハブはそんな雰囲気のある遺跡だ。

相変らず、U子は幸せそうだった。
懸命に顔をあげ、目をひらいて、見られる限りのものを観ようとしていた。
声をあげて笑い、体中で喜びを表現した。

U子が一番喜んだのはガイドさんの解説だ。
知的障害のある人や意思表示の難しい人は、
 「この人は何も分らない」
と周囲から誤解されることがある。
でも、何も言えなくても、黙っているだけの人でも、
実はちゃんと理解していることもあるのだ。
それは小さな子供が大人の話を意外なほど理解しているのと同じ。
U子だってうまく話せないし、文字を書くことも計算することもできないが、
そのくせエジプトの歴史については私より詳しい。

ルクソールの現地ガイドは本物の考古学者だったから、きわめて熱心に、どこまでも詳細に解説してくれた。
U子はますます喜んだ。
真剣に耳を傾けた。
自分が歴史的な場所にいることを教えられ、確認することを喜んでいた。


エジプト(2007年) | 【2007-02-19(Mon) 13:10:44】 | Trackback:(0) | Comments:(0)
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