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Author:だだ
方向音痴で胃腸虚弱で臆病者の旅行好き

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ついでの旅モロッコ(9) ジャマ・エル・フナの夜、芸人編
さあ、何をみよう?
蛇つかいはチャルメラを吹いているし、
ヘンナ描きの女たちは座り込んで観光客の腕に唐草模様を描きこんでいるし、
黙々とカードを繰っている老婆はきっと占い師だろう。

いろいろな商売があったが、大きな人の輪にはたいてい音楽があった。
ここではベルベルと呼ばれる原住民・遊牧民の音楽を聞くことができるのだ。
びっくりするほど素朴な楽器で草原の音楽を歌って聞かせる。
民族衣装をまとったグループが踊っていたり、家族みんなで歌っていたり。
ギター片手に漫談をしている男は、
 「俺はモロッコのジャクソン!
  モハメド・ジャクソンだ!」

楽しかったらチップを投げる。
銀のコインがころころ転がる。
演奏がうまくてたくさん人が集まれば、かなりの儲けになるだろう。

だが、誰も足を止めないような芸人もいるわけで。
大きな人の輪から少しはずれたところには、乞食音楽家のような人もいた。
片足のヴィオラ弾きや夫婦者のバイオリン弾き。
私はちんまりと座っている爺ちゃんが好きだった。
彼は一人でやっていて、ルバーブという弦楽器をこすっているのだが。
どうやら一音しか出せない。
歌もウーウー唸っているだけ。
弦楽器を鳴らす爺ちゃん

それでも、この爺ちゃん、可愛いんだ。
とっても可愛いんだ。
「聞かせて下さい」と言うと嬉しそうにニッコリ笑った。
ほんわかとあったかくなるような微笑み、
この爺ちゃんに会えてよかったと思うような微笑みを浮かべて、
・・・そんでまた一音だけでウーウー唸りだした。

こんなふうに一つひとつ書いていくときりがない。
書ききれない。
ジャマ・エル・フナの喧騒はとても書ききれるもんじゃない。
呼び声、売り声、歌う声、
怒鳴り声に笑い声、
ボンゴにギターにタンバリン、
肉を焼く音、水の音、
タバコ屋がじゃらじゃら鳴らしている小銭、
足音、靴音、猫の声、
ロバの荷車のきしみ、バイクのエンジン。
すべての騒音がすべてのざわめきが、上へ上へととのぼっていく。
シシカバブの煙といっしょに夜空へのぼっていく。
そうしてそのうえを、アザーンが悠々と流れていく。

マラケシュへ来てよかったと、モロッコへ来てよかったと、そう思えるのがジャマ・エル・フナだ。


モロッコ | 【2007-03-08(Thu) 19:00:19】 | Trackback:(0) | Comments:(0)
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