最近の記事
カテゴリー
猫リスト
検索フォーム
ブログランキング
ランキングに参加してみました。 よかったら押してください。

にほんブログ村 旅行ブログ 海外旅行へ

最近のコメント
最近のトラックバック
プロフィール

だだ

Author:だだ
方向音痴で胃腸虚弱で臆病者の旅行好き

月別アーカイブ
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | 【--------(--) --:--:--】 | Trackback(-) | Comments(-)
バングラディシュ人のバスに乗って
ウズベキスタン6日目。
ブハラからサマルカンドへ、バングラディシュ人のツアーバスに乗せてもらうことになった私(もちろん料金は払う)。
ツアーとはいえ夫婦2組、たった4人のこじんまりしたもので、バスもミニバスである。

彼らとは朝食の時にすでに顔見知りになっていた。
奥さんがサリーを着ているのでインド人かと思って尋ねたら、バングラディシュだと言われた。
私にとっては生まれて初めて出会うバングラディシュ人。
・・・で、バングラディシュって、どこ。
服装から見てもきっと大金持ちなのだろう、世界中あちこち旅をしている様子である。
 「実は先週、バリ島へ行ってきてね」
 「バリですか!?テロで危なかったんじゃ?」
 「そうなんだよ。わしらはラッキーだった。あそこはもう『楽園』とは呼べないね、はっはっは」
悠長なものである。
彼らは、ウズベキスタンを大変気に入ったと言った。
 「ここの人は人なつこくていいね。子供達がすぐに『写真撮って!』と寄ってくるし。
  時間もゆったり流れているようだ」
・・・しかし私は目撃していた。昨日、彼らが子供達に襲撃されているのを。
きっと、1人にドル札をあげてしまったのだろう。
大小あわせて10人もの子供が群がり、20本の手をのばし、口々に
 「ダラー、ダラー、プリーズ!(ドルをくれ!)」
と叫んでいたのだ。
それを見て私は「ブハラの子って怖い」と思ったのに。
彼らはのほほんと「ここの子供はひとなつこいね」なんて言えるのだ。
バングラディシュ人てば寛容だなあ。
・・・ところで、バングラディシュって、どこ。

そんなバングラディシュ人たちといっしょに、最終目的地サマルカンドへ出発。
ミニバスは最初1時間ほど観光地へ寄ったあと、一気にサマルカンドを目指し走りだした。
綿花畑と電線と、砂漠の間をバスは走った。
またしても360度の夕焼けが広がっていた。

数時間後。
うつらうつらしている私の耳に、ガイド君の声が聞こえてきた。
 「サマルカンドの町に入ったよ」
顔をあげて窓から町を見た。
ウルゲンチやブハラに比べ、サマルカンドは都会だった。
車が列をなしていてちょっとした渋滞だ。
バスは公園にさしかかり、日暮れ時の残照と電飾の光のなかに、ティムール王の銅像が見えた。
サマルカンドを青の都につくり上げた、大王ティムールだ。

来たよ。
やっと来た。
憧れの町サマルカンド。
赤いバラは咲いているだろうか。

・・・なあんて、感傷に浸りたいところだが。
現実はそうロマンチックにいかない。
サマルカンドの星空を見上げながら私が想っていたことは、
 「ああ、早くトイレに行きたい」
であった。
バスは6時間も走りっぱなしで、1回の休憩もないのだった。
バングラディシュの人々は、なぜみんな我慢していられるのだろうか。

サマルカンドでの宿は、民家を改造したペンション風ホテル。
ブハラの女将・ファティマが紹介してくれた宿だ。
だが、
 「ファティマが連絡をくれなかったもんだから」
と、宿の主人はしきりに恐縮した。
評判がいいのか、シーズンオフにもかかわらず、4つある客室はすべて埋まっていると言われたのだ。
主人のティムールはしきりに揉み手をしながら謝った。
 「ファティマはいい友達だし、かまわないんだけど・・・電話さえくれたら部屋を空けておいたんだけどね。
  こんな部屋しかなくて、本当にごめんなさい。」
案内されたのは地下の予備室だった。
清潔だが、トイレもシャワーもまともな灯りさえない部屋だ。
 「明日になったら、いい部屋があるから!
  今夜一晩だけ、我慢してね。ほんとゴメンね。」

その晩は美人の奥さんが夕食を用意してくれた。
居間兼食堂では、観光を終えた旅行者たちが集ってTVを見たりお茶を飲んだりしている。
アットホームな宿のこと、あっというまに会話の輪がった。
チェコ人の夫妻。
ドイツ人の男の子2人。
カナダ人の女一人旅。
そして日本人の私。
・・・チェコ人夫妻は英語が話せなかったので、お互いがお互いを通訳しながら、宿の主人家族も交え、しっちゃかめっちゃかな会話で盛り上がる。
私が日本人だと知ると、彼らは自分の知っている限りの日本語をならべて自慢しはじめた。「カラテ、ジュードー」「オカアサン」「コンニチハ」「チューイ」
そこで私も、
 「ドイツ語をしってるぞ」
と得意気に言ってやった。
 「グーテンモルゲン(おはよう)、グーテンターク(こんにちは)、イッヒ・リーベ・ディッヒ!(愛してる!)」
これにはドイツ人もチェコ人も馬鹿ウケであった。
世界中どこででも、ギャグ(なのか?)がウケると人は満足するものである。
その夜は真っ暗な地下室で寝なければならなかったが、心はなんだか幸せだった。


ウズベキスタン | 【2008-01-06(Sun) 23:57:06】 | Trackback:(0) | Comments:(0)
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する



リンク
BlogPeople

広告

・ AIUの海外旅行保険
・ H.I.S.
・ 海外航空券ならJTB


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。