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Author:だだ
方向音痴で胃腸虚弱で臆病者の旅行好き

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シリラート博物館
ガイドブックにも載っている有名所、なのにツアーではまず組み込まれないという観光地がある。
それにはもちろん、それなりの理由があるわけで。
バンコクの「シリラート病院」もその一つ。
私も前々から名前を知ってはいたが訪れる勇気は出なかった。
たまたま知り合った旅行者に誘われなかったら、未だに行けないままだったろう。

舟で川を渡り、細い道を歩いてたどり着いたのは、古くて黒ずんだ病院だった。
まるで廃墟のような佇まい。
バンコクの明るい光の中にありながら、そこだけどんよりと空気が淀んでいるようだ。
中に入るとなお薄暗い。
古くて暗くてますます不気味・・・映画『感染』や『着信アリ』が自然に頭をよぎる。

なぜ、こんなにも暗いのか。
なぜ、こんなにも怖いのか。
なぜ、こんな所が観光地なのか。

・・・だってそこは「死体博物館」だから。

それは病院の中に作られた博物館で、正式名称は何ていうのかな?
法医学博物館? シーウィー博物館?
解剖学博物館とか寄生虫博物館とかも加わって、それはもう、えげつない博物館なのである。

以下は怖いのOKな人だけどうぞ。



入ったとたん、変な匂いがするなと思ったことを覚えている。
連れの女の子が
 「ここ、何かいる。ゼッタイ何かいるよ」
と囁いたのを覚えている。
 「うちらちょっと怖がりすぎ?」
大きな声をだすのも憚られるような重い雰囲気だったのだ。
そして受付からすぐの階段を上がると。

・・・死体が並んでお出迎え。

いきなりメイン展示である。
全身をロウで固められた茶色い死体がガラスケースの中に突っ立っている。
 「レイプマーダー」
って書いてあった。
死刑になった殺人鬼の死体標本だ。
英語の解説もあった気がする。
それとも誰かが教えてくれたのか。
彼は女の子を何人も殺して・・・彼はその内臓を食べて・・・彼は死刑になって・・・。
その彼が今は飴色のマネキンになって私達の前に棒立ちになっている。
びっくりしたけど、茶色いから生々しくて怖いほどでもなかった・・・それは、まだ。

死体標本や頭蓋骨などはほんの手始めにすぎなかった。
だがホルマリン漬けの赤ん坊ときたら。
連れは小さく叫び声をあげ、私は一瞬、目をそらした。
液体の中に浮かぶ赤ん坊。
手も足もやわらかそうで、肌の色もそのままだ。
長い睫毛のまぶたは今にも開きそうに見えた。

部屋いっぱいにホルマリン漬けの瓶が並んでいた。
さまざまなサイズの、形状の、育成期ごとの、子宮ごとの。
それから人間の体の部品。
脳とか肺とか臓物いろいろ。
いや、内臓はまだいい方で。
分りやすいパーツはもっといけない。
ひじから下の手とか、すね毛の生えてる足とか。
最悪なのはスライスされた男の顔だった。
一人の人間の顔が真っ二つに割られ、左半分は上段に、右半分は下段に展示されていた。
断面も、半分ずつになった顔の表情も、どちらも見えるように工夫して。

部屋の突き当たりに展示されていたのはパネル写真だ。
ありとあらゆる・・・ぐちゃぐちゃ死体の写真。
中に1枚だけ、笑顔の写真があった。
サングラスをかけた女の人で、髪の毛がピャーッと広がっているのはなぜだろう? と思っていたら解説文に
 「Lightning struck」
とあった。
落雷の瞬間微笑んでいた女性。
・・・もう、ホラー映画に何の意味があるのかと。

日本でも「人体の不思議展」というのをやっていたが、それほど綺麗な展示ではない。
生々しい。
あまりにも生々しい標本の数々。
医学的見地から云々というより、ほとんど見せしめ的である。
私は足が震えて歩くのにも必死だった。
何か、目に見えるもの以上のものが私を圧倒していた。
どうして他の人たちは冷静に話していられるんだろう。
観光客は少なかったが、地元の中学生や親子連れが普通に見学にきていた。
5才くらいの子供がホルマリン漬けをしげしげと眺めていたりする。
だがそれよりも、同じ日本人旅行者が怯えながらも「記念に」と写真に収めているのがもっと信じられなかった。
・・・私が怖がりすぎなだけ?

だが最もびっくりしたのは、この博物館が現役の病院の中にあることだろう。
私にはリアルホラーな世界だった死体博物館と同じ建物の中で、普通に診察が行われているのだ。
タイって不思議だなあ。
タイ・アジア・ミャンマー・ラオス・マレーシア | 【2006-03-31(Fri) 17:15:48】 | Trackback:(0) | Comments:(4)
コメント

たださん、こんにちは。
私もシリラート行きましたよ!職場の医療職の人と行ったので、不気味というより、私たちは興味深々、ちょっとわくわくしながら行きました。帰ってから、友達に話したら、気持ち悪がられましたが・・・。日本ではあり得ない博物館ですよね。
2006-04-02 日 17:45:54 | URL | チョコひと #- [ 編集]

チョコひとさん、こんにちは。
さすがに医療関係の方は怖くないんですね。
でも本当は、私みたいな軽い観光客が、お化け屋敷をみにいくようなノリで見るべきものではないのでしょうね…。
2006-04-02 日 20:59:11 | URL | だだ #- [ 編集]
私が訪れたのは10年程前。死体博物館は、物置のような場所の1Fに。献体及び子供のホルマリン漬けは、別棟にありました。古い図書館のような部屋。
そこに課外授業でしょうか、子供たちが大人に引率されやってきて、シウイーのショーケース(?)を台にノートをとっている姿が印象的でした。
いろんな国の素敵な写真&旅話♪楽しく拝見させていただきました。
また、遊びにきます♪
2006-04-08 土 09:54:56 | URL | nana #z8Ev11P6 [ 編集]
nanaさん、コメントありがとうございます。
10年前は展示が別々だったのですね。
今でもバンコクの小中学生の遠足ルートの一つのようですが、あのガラス台でノートをとるなんて怖すぎるー!
ささやかなブログですがまたいらして下さいね。
2006-04-08 土 19:55:20 | URL | だだ #- [ 編集]
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